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補助金・助成金コラム

                   

助成金・補助金の違いとメリットデメリット

補助金の代表格といえば、「ものづくり補助金」でしょう。
ものづくり補助金は、設備投資に関する経済産業省の補助金です。

●ワンポイント
補助金と助成金の違いについてです。似たような意味合いですが、
補助金は、主に経済産業省などの設備投資や一定の取り組みについての補助をいいます。
助成金とは、主に厚生労働省からの「雇用」に関する助成をいいます。

補助金と助成金の違いは、補助金の多くは、採択制です。
「ものづくり補助金第一次公募がありますので、われぞと思う方は応募してくださいね。」と、公募がかかります。
そこで、「公的資金を使うにふさわしいな」と、思われるような事業計画書を提出した企業に、補助金の採択があります。

一方、「助成金」といわれるものの多くは、厚生労働省による「雇用」に関するものです。
助成金は、予算も含めて、様々な要件はありますが、要件をクリア出来たら100%受給できます。

共通点は、一定の条件を満たさなければ、基本的に返済は不要ということです。
助成金・補助金、それぞれのメリットデメリットよくよく押さえておくことも大切なことでしょう。

そのメリットデメリットを少しご紹介してみましょう。
補助金の多くは、社会や企業を変えるための、設備投資や取り組みなどを支援するものです。その代表格は「ものづくり補助金」でしょう。

「ものづくり補助金」
令和元年度補正予算による令和2年12月(5次締切分)の公募要領によると、補助金の目的として、
「中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する」と、されています。
補助上限 [一般型] 1,000万円・ [グローバル展開型] 3,000万円
補 助 率 [通常枠] 中小企業 1/2、 小規模企業者・小規模事業者 2/3
と、なっています。

メリットは、金額の大きさです。このような大きな金額で設備投資を支援してもらえると、中小零細企業としては、本当に助かります。
デメリットは、5年の報告義務です。
公的資金(国民の血税)を投入して設備を購入するわけですから、使いみちや、計画の進展など、国への報告は当然の義務といえます。しかしながら、当初の計画書とおりに「革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善」が行えればいいのですが、計画書通りに行かないこともあると思われます。その場合の報告書の作成は大変に難しいものになりますので、苦痛を伴うこともあるかもしれません。報告書を作成する時間もまた貴重なものでしょう。

一方、助成金でも、設備投資が可能なものがあります。
2020年度の例でいうと、
働き方改革推進支援助成金(勤務間インターバル導入コース)という助成金があります。
補助率3/4 100万円上限
金額だけでいうと、「ものづくり補助金」に比べると見劣りするかもしれません。しかし、補助率は3/4と、ものづくりを上回ります。
要件も簡単なものですので、投資する金額などによれば、もしかしたら、「ものづくり補助金」よりも、メリットの高い企業さんもあると思われます。

助成金も補助金も、どちらもメリットデメリットがありますので、御社が投資しようとする設備により、どちらがメリットが高いか、今一度検討されてはいかがでしょうか?

また、助成金については、設備投資だけではなく、創業や従業員の教育、従業員の定着など、設備投資以外を目的にしたものもあります。
その年度年度の雇用政策により助成金は変わっていきます。今年度は御社の経営戦略に合わなくても、来年は合うものが登場するかもしれませんので、アンテナを常に張っておく必要があります。

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